近年、長寿国と言われてきている日本の平均寿命が約90歳となっております。
人生の寿命が90歳だと睡眠は平均でどのぐらい取っているのでしょうか
人生が90年として
90年×365日/年=32,850日
90年×365日/年×24時間/日=788,400時間
となります。(閏年は無視しております。)
つまり、1日過ごすことに人生の32,850分の1を使っていることになり、1時間ごとでは人生の788,400分の1を使っていることになります。
この数字短いと思われたか、長いと思われたかどちらだったでしょうか。
私は短いと感じました。さらに、1日平均7.5時間の睡眠を取ると仮定すると、人生のうち約3割の時間が寝ていることになるんです(246,375時間)。
その他のざっくりした時間は表に示しておきます
長い時間過ごすことになる睡眠に関してですが、不規則な生活やストレスなどから良い睡眠がとれていない方が増えております。
では、良い睡眠とはどのようなものなのかご存知ですか?
良い睡眠とは
厚生労働省の資料で示されている睡眠の質の評価指標が以下の項目になります。
● 規則正しい睡眠、覚醒のリズムが保たれていて、昼夜のメリハリがはっきりとしている
● 必要な睡眠時間がとれており、日中に眠気や居眠りすることがなく、良好な心身の状態で過ごせる
● 途中で覚醒することが少なく、安定した睡眠が得られる
● 朝は気持ちよくすっきりと目覚める
● 目覚めてからスムーズに行動できる
● 寝床に就いてから、過度に時間をかけすぎずに入眠できる
● 睡眠で熟眠感が得られる
● 日中、過度の疲労感がなく満足度が得られる
質の良い睡眠の健康への効果
・精神的な疲労回復
ストレス解消・十分な休養感・集中力の向上・注意力向上・パフォーマンスアップ等に役立ちます。
また、抑うつ状態の改善・不安感・憂鬱感・空虚感等にも改善の効果を期待されています。
・肉体的な疲労回復
成長ホルモン分泌がされ、披露した身体の組織が回復されます。筋肉の緊張も緩む事から疲労回復が行われています。
より良質な睡眠を取る工夫
① 規則正しい生活
② 運動習慣を持つ
③ 寝る2~3時間前の入浴
④ 朝、起床後に光を浴びる
⑤ 食生活
⑥ 昼寝を有効に利用する
⑦ 室内環境を整える
⑧ よく眠れる寝具を選ぶ
などが上げられます。
今回は就寝前に行うと良いものをいくつか挙げてみます。
・就寝3時間前に程よいトレーニングを行う
軽い運動を行うことで精神的な緊張をほぐす効果があります。
時間帯的にトレーニングを行えない方はライフスタイルに合わせて見ても良いかもしれません。
・就寝30分〜1時間前
就寝前は心拍数を上げずにリラックスを目的とした方が良いでしょう。
・ヨガ(亡骸のポーズ(じゃばあーさな))
1仰向けになり呼吸が無理なく行えるところで手足は自然に広げる
2手のひらは上に向け、全身力を抜く
3床に全ての力を預けて何も考えずに深呼吸を行う(そのまま寝てもOK)
・ストレッチ
ヨガ同様にゆったりと伸ばせる静的ストレッチを取り入れてみましょう。無理なく筋肉を伸ばすのではなく、気持ちよく筋肉を伸ばせる所で止めて、深呼吸を行う様に繰り返しましょう。
睡眠は人生で切っても切れない関係ですので、うまく行っていけば、自身の身体にとっていい影響があるでしょう。
著:Be-fit light24 南草津店