今回はお店や自動販売機で良く売られているエナジードリンクについて、成分や効能などをお伝えしようと思います。
どういった効果を求めて飲んでいて、実際の期待する効能とあっていたのか是非お確かめください。
エナジードリンクとは?
エナジードリンクはコーラやお茶と同じ清涼飲料水に分類される飲み物で、一般的に『カフェイン・アルギニン・ビタミンB群・ナイアシン』などの成分が含まれています。
この中でも主な目的とも言える成分が、カフェインとアルギニンです。
- 眠気を覚まし、覚醒作用をもたらす
- トレーニング時の血行増進効果や、トレーニング後のパンプ感増加
などの効果が得られます。
今回はエナジードリンクの中でお店や自販機で良く売られている
「モンスターエナジー」、「レッドブル」に関してご紹介したいと思います。
Be-fit light24南草津店の自動販売機でも販売しています!!
Monster Energy
アメリカで生まれた世界トップブランドのモンスターエナジー。
現在は103種類程度もバリエーションが存在します。
海外版と日本版があり、同じ種類でも味や量なども異なっております。
海外版には栄養ドリンクでよく使われるタウリンが含まれていますが、日本では薬事法でタウリンが含まれた飲み物は清涼飲料水として扱えないのでアルギニンで代用しています。
現在日本で発売されている日本版は8種類になります。
各種類によって配合されているものは微妙に異なります。
・モンスターエナジー(緑)
モンスターエナジーの定番、原点とも言える緑です。
・キューバリブレ(赤)
キューバの独立を祝ったカクテルであるラムベースのカクテル「キューバリブレ」にちなんだ味だそうで、ライムが加えられているのが特徴である。
・パイプラインパンチ(ピンク)別名:ハワイアンモンスター
モンスターエナジー独自のエナジーブレンドに加えて、「ハワイで人気のパッションフルーツ・オレンジ・グアバ・りんご・パインアップル」がブレンドされている。
・カオス(オレンジ)
モンスターエナジーに、「オレンジ・りんご・もも・タンジェリン・パインアップル・ぶどうの果汁をブレンド」したのが特徴である。
・アブソリュートゼロ(青)
名前の通りゼロカロリー・ゼロシュガーが売りのようで、100mlあたり0kcal・炭水化物1.0g。
他の味と違って、「疲労回復や運動能力の向上、筋肉痛の緩和効果」があるD-リボースという糖(単糖類)の一種が含まれていない。
・ウルトラ(白)
中身も白く、コンセプトは「スッキリとした味わい、甘さ控えめ」だそうだ。
100mlあたりの成分は、0kcal・炭水化物0.7g。青と同じく、D-リボースというものが含まれていない。
・ウルトラパラダイス(黄緑)
最近発売された黄緑の缶、ゼロカロリーで青リンゴ味。
・M3
「モンスターエナジー M3」唯一の瓶タイプで、容量150mlですが355ml級の成分を詰め込まれており、イメージは凝縮タイプだと思われます。
モンスターエナジーの成分・効果
今回はモンスターエナジー(緑)を対象に成分や効果を説明したいと思います。
【モンスターエナジー(緑)の成分】
モンスターで得られる成分と効果は以下の通り
・眠気を覚ます(カフェイン)
・疲労回復の向上(アルギニン)
・夏バテ防止(高麗人参エキス)
・脂肪燃焼(カルニチン)
・集中力維持(ビタミンB群)
・疲労回復や運動能力の向上、筋肉痛の緩和効果(D-リボース)
レッドブル
レッドブル・エナジードリンク
一番定番のラベルのレッドブル。
このデザインは、タイ王国でクラティン・デーンが開発された頃から変わっていません。
レッドブル・シュガーフリー
ラベルの青い部分が薄い色になったレッドブル・シュガーフリーは、その名の通り砂糖が入っていません。通常のレッドブルと違い、甘さが控えめな味に仕上がっています。
今回は代表的なレッドブル・エナジードリンクを対象にします。
レッドブル・エナジードリンクの成分表示
レッドブルの効果
レッドブルで得られる成分と効果は以下の通り
・眠気を覚ます(カフェイン)
・疲労回復力の向上(アルギニン)
・肌荒れ防止(パントテン酸)
・血液がサラサラに(ナイアシン)
・集中力維持(ビタミンB群)
配合成分の効果について更に詳しく見てみましょう
◆ カフェイン 覚醒作用
眠気覚ましや興奮作用があるカフェインは、多くのエナジードリンクに含まれている成分です。
カフェインはモンスターエナジー以外にも、コーヒーや緑茶にも含まれている成分で、寝る前に飲むと眠れなくなるという人も多いでしょう。
カフェインは摂取すると中枢神経に刺激を与え、覚醒、興奮作用が現れます。
カフェインは依存性があり、副作用があると取りざたされることがありますが、目が覚めるので勉強でもうひと踏ん張りという時に心強い成分です。
大量に飲みすぎなければ問題は少ないので、飲み方に注意して上手に取り入れましょう。
◆ 高麗人参 疲労回復と美容効果
高麗人参は漢方のイメージが強いですが、モンスターエナジーを始めとした、多くのエナジードリンクに配合されている成分です。
高麗人参の主な健康効果は、低血圧改善、疲労回復効果、血管拡張効果、冷え性改善効果です。
漢方の世界では「不老不死の薬」「漢方の王様」といわれ、古くから薬草として重宝されてきました。
高麗人参成分配合のドリンクは飲みにくいものも多いですが、モンスターエナジーはジュース感覚で美味しく飲むことができます。
◆ カルニチン 脂肪燃焼と疲労回復
カルニチンは脂肪をエネルギーとして使うための、サポートをしてくれる成分です。
運動することで脂肪はエネルギーとして使われますが、脂肪酸をエネルギー源として運搬してくれるのがカルニチンです。
ただしカルニチンの効果を得るためには、運動することが前提となります。
運動しなければ脂肪を消費しないので、カルニチンの効果は得られません。
健康な人であれば必要な分のカルニチンを体内で生成できますので、サポート的な意味合いで飲むと良いでしょう。
◆ L-アルギニン
アメリカ版モンスターエナジーに含まれているタウリンという成分は、日本では医薬部外品になります。
そこで代わりに配合されたのが、アルギニンという成分です。
アルギニンはアミノ酸の一種で成長ホルモンの分泌を促す効果があり、成長期に欠かせない成分です。
さらにアルギニンには免疫力向上効果、疲労回復効果があります。
生活習慣病の予防や美容効果もありますが、モンスターエナジーに含まれているアルギニンの量では十分な効果は得られないでしょう。
糖分も多いため、健康のために飲むのは効果的とはいえません。
他にはクエン酸、ガラナ種子エキスといった成分が配合されています。
◆ ビタミンB群
・ナイアシン(元ビタミンB3)
・パントテン酸Ca
・ビタミンB6、B2、B12など
ビタミンB群は、正常なカラダの機能を保つための必須微量栄養素です。
ビタミンには、脂溶性および水溶性の、2つの種類が存在します。
水溶性ビタミンは脂溶性ビタミンほど体内に蓄えられない代わりに、血漿を循環し、体内で使用されないものは排出されます。
レッドブルに含まれる水溶性ビタミンは、ナイアシンアミド(ビタミンB3)、パントテン酸(ビタミンB5)、ビタミンB6やビタミンB12です。 これらのビタミンB群は、炭水化物やタンパク質の蓄積・分解などの通常のエネルギー生成代謝に寄与し、精神的能力の維持(パントテン酸)および疲労感の軽減(ナイアシン、パントテン酸、B6、B12)に役立ちます。
さらに、ビタミンB群は脳内で中心的役割を果たしており、 神経系の機能を正常に保ちます。
◆ D-リボース
- 糖分や脂肪分をエネルギーとして使う働き
- 疲労軽減や筋肉痛緩和
- 糖質でありながら血糖値を上げない
- 吸収が早い
運動向けのD-リボース
D-リボースはエネルギー源であるATPの生成を促進し、エネルギーとして使われて分解されたATPを再合成して改めてエネルギー源として再利用するために働きます。
これにより運動中の継続的なエネルギー維持に役立ちます。
また酸化レベルを下げ、慢性的な疲労の改善や筋肉痛の痛みの軽減など運動後のケアとしてD-リボースを利用するのもお薦めです。
ただし、モンスターエナジーに含まれるD-リボースの量が少ない為、上記効果はあまり期待できないとされています。
気休め程度だということを覚えておきましょう!
一概にどちらが良いとは判断できませんが、味や容量、配合成分などを考慮して、お気に入りのエナジードリンクを見つけて、皆様のトレーニングのお供に加えてみて下さいね。
著:Be-fit light24 南草津店