皆様こんにちは!
トレーニングギアってご存じですか?
トレーニングの3種の神器とも言われることもあります。
使用されている方を見て「かっこいいなぁ」と思われた方もおられるのではないでしょうか?
しかしこれ、ただかっこいいから使用しているものでもないのです!
今回はトレーニングギアってどんなものがあるのか、使うとどのような効果があるのかをご紹介したいと思います。
トレーニングギアの種類
はじめに、トレーニングギアには、「怪我を防ぐ」や「無駄な力を使わないようにする」などの目的があります。
今回ご紹介する5種類が代表的なものとなりますので、それぞれ解説したいと思います。
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トレーニンググローブ
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手のひらにできる豆を予防できる
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トレーニングの最中に、手のひらに豆ができることはよくあります。
この状態でトレーニングを行った際に、痛くなってしまい効率が悪くなります。
また、豆がつぶれればさらに効率が落ちます。
治りかけに無理をすれば傷となってしまいます。
このように豆ができることで起こるデメリットがあるので、トレーニンググローブで保護し予防することが重要となります。
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滑り止めの効果でグリップ力が上がる
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トレーニンググローブには滑り止めが付いており、ダンベルやバーベルを握るときにグリップ力を向上させることができます。
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手首の痛みを軽減
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トレーニンググローブは、ベンチプレスやダンベルなどを持った時に手首に過剰な負荷がかからないようにするアイテムです。
リストラップがついているものが多く、手首にベルトを巻き付けて固定し、痛みやケガを防止してくれるものです。
(低重量のものを扱う際はリストラップがないグローブもあるので、それを選ぶと良いでしょう)
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リストラップ
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手首の保護
リストラップはバーベルやダンベルを持った時に、手首に負荷がかからないように固定するためのアイテムです。
可動域が制限されるので、高重量を手の上に乗せた際に負担が軽減され、怪我のリスクを軽減できます。
リストラップを使わなかった場合、手首がバーベルの重さに耐えられず過剰に反って痛めてしまう可能性があります。
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重りの安定したコントロール
重さを安定してコントロールすることができるようになります。
高重量のものを支える際に手首が安定していないと、重心がブレてしまいます。ブレてしまうと安定したフォームを取ることが難しくなるので、リストラップを巻いて、重りを安定して保持できるようにすることが重要です。
また、手首が安定することで無駄な力が抜けて、鍛えたい筋肉に集中することができます。
リストラップをしっかり巻くことで、手首が安定するので怪我を防ぐことができます。
- リストストラップ・パワーグリップ
リストストラップとパワーグリップは主に、背中のトレーニングの時に使うアイテムです。
背中のトレーニングを行う際は、腕が先に疲れてしまうことが多いです。
そこで、リストストラップやパワーグリップを使うことで、腕の力を最小限にすることができます。
(3-1) リストストラップ
リストストラップは主にプル系のトレーニングにおいて、握力の補助をしてくれる便利な道具です。
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握力を温存できる
重たいウエイトを持つトレーニングなど、握力が疲れてしまう場面でも追い込んでトレーニングを行うことができます。
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狙った筋肉だけに集中できる
腕の負担を減らし、刺激を与えたい筋肉に刺激を与えることが出来ます。
(3-2)パワーグリップ
リストストラップと同じようなツールでパワーグリップというものがあります。
パワーグリップもリストストラップと同じようにプル系のトレーニングの時に握力をサポートしてくれるものです。
使い方もリストストラップと同じように、手首に装着してバーに巻きつけて使います。
リストストラップのデメリットであるグリップセット時間を大幅に短縮した補助ギアです。
リストストラップとパワーグリップの違いは、扱える重量の差です。
リストストラップはかなりの高重量を扱えるのに対し、パワーグリップはあまり高重量を扱うのには向いていません。
しかし、リストストラップと異なり装着に時間がかからないため使いやすいメリットがあります。
また、パワーグリップの場合は手の皮を保護することができますが、リストストラップは手の皮を保護することはできないと言う点も大きな違いになります。
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パワーベルト
パワーベルトはよく、BIG3(デッドリフト・スクワット・ベンチプレス)のように高重量・高負荷の種目を行う際に使用されます。
その際に、パワーベルトを使うことで、「腹圧」を高めて「脊柱」、「腰」を保護し、怪我を予防することができます。
また、BIG3以外のトレーニングを行う際にも、腰など様々な関節に負担がかかるトレーニングでは、パワーベルトを使用することで、トレーニングによる怪我の予防、パフォーマンス向上効果があります。
パワーベルトは、一般的に考えられているよりも「かなりきつく」巻きます。
大きく息を吐き、腹部をへこませ、その状態でぴったりとベルトが密着する状態にセットします。
これにより、腹部を元に戻したときにはトレーニングベルトの圧力が腹部に強くかかり、腹圧を大幅に高めることができます。
なお、トレーニングベルトはきつく巻けば巻くほどよい、というものではなく適切な強度があります。その程度については、専門家の指導に従うようにしてください。
リストラップとリストストラップの違いについて!
名前はややこしいですよね・・・
◇リストラップは手首を固定して負担を軽減する効果があるので、手の上に重りを乗せて行うプレス系の種目に向いています。
ベンチプレスやミリタリープレス、上腕三頭筋を鍛えるプレスダウンにも使用できます。
◇リストストラップはバーに巻きつけて握力を使わずにバーを持つことができる効果があるので、バーを保持しなければいけないプル系種目などに向いています。デッドリフトやシュラッグ、ラットプルダウンなどにも有効です。
名前は似てますが全然違うものですので、お気を付けください!
リストラップ
リストストラップ
いかがだったでしょうか?
すでにご存じのアイテムもあったかと思われますが、ご使用の意味を分かったうえで使用されるともっと効果が期待できるのではないでしょうか?
おまけ
トレーニングギアって必要なの?
「トレーニングギアって必要なの?」と思われた方もおられるのではないでしょうか。
必ず必要というわけではありませんが、使用されることでトレーニングの効率は飛躍的にあがります。また、安全にトレーニングできるので怪我されることが少なくなるでしょう。
そういった理由から上級者はもちろん初心者もご使用されることをお勧めいたします。
著:Be-fit light24 南草津店